
電力の小売り自由化
電力の小売り自由化とは

電力の自由化とは、従来の一般電気事業者(東京電力等)が自然独占とされてきた電気事業において、市場参入規制を緩和し市場競争を導入することです。
電気料金の引き下げや電気事業における資源配分の効率化を進めることを目的としています。
電力の小売り自由化の拡大

平成12年3月より特別高圧受電のお客様が電力小売りの自由化が可能になりました。さらに、平成17年4月より高圧受電のお客様全体に自由化の対象範囲が拡大されました。
電力の小売り自由化のメリット

電力の小売り自由化のメリットは多々あります。
- 月々の電気料金が引き下げられます。
- 設備投資等の経済的な負担は、原則ありません。
- 送電委託(託送)契約に基づき、万が一の場合でも電力会社が発電をバックアップします。ですから供給安定性は変わりません。
等です。
需要家の皆様へ

弊社が契約した発電施設購入した余剰電力を、一般電気事業者(東京電力等の電力会社)の送電線網を 使用してご契約いただいたお客様に供給致します。安全性等に関しましては今まで通り一切変わりません。
万が一のトラブル等の場合でも、弊社と電力会社のバックアップ契約によって保護されておりますので 普段通りに電気を使用することができます。
なお、御契約に関しましては新たな設備投資は不要です。
資源の少ない日本
日本は資源が少ない国で石油、石炭、天然ガス等の化石燃料の輸入に依存しています。エネルギーに関してもこの豊かな日本を支えるために火力、原子力で電気を発電しています。
東日本大震災により原子力が安全という神話が崩壊、CO2を排出する火力発電に変わり太陽光、風力等の再生可能エネルギーが注目されています。
再生可能エネルギーは自給率を高め地球温暖化対策としても役立ち、さらに日本の未来の産業を育てることになると期待されています。

環境にやさしい太陽光発電
石油、石炭等の化石燃料を利用する火力発電は地球温暖化が原因のCO2を排出しています。またこれらの化石燃料は再生産することのできない有限の資源です。
太陽光は無限でしかも無料で得られるエネルギーです。しかも、発電時はCO2は排出しません。
例えば一般家庭で太陽光発電による年間の発電量を4000kwとすると約1.258トンのCO2を削減できるとされています。ピンと来ないかもしれませんが、例えば杉の木は年間14kgのCO2を吸収するといわれていますので、約90本の杉の木を植林するのと同じ位の効果があるということになります。
10kwの太陽光を設置した場合、1年間で約2.6ヘクタールの土地に杉の木を260本植えた位のCO2対策になります。約2.6ヘクタールということはサッカーコート3.5個分になります。ちょっとした公園の広さくらいになります。
また、火力発電所で消費される原油の削減量に換算すると約2200リットルとなり、ちょっと違いますが例えばガソリンで換算した場合、ハイブリッドカーの燃費が30km/lとしますと66000km、地球で約1周半回れる程の量を削減できることになります。

企業のイメージの確立
導入した太陽光発電を御社様のホームページ上での公開や太陽光を建物に組込み地球にやさしい企業というイメージを創ることで企業として環境保全に取り組む姿勢を地域、社会に明示し御社様の企業としてのイメージの向上が図ることができます。
また、周辺住民の方々に環境に対する意識の向上を図ってもらえると同時に地域のお子様達に自然エネルギーを分かってもらう等の環境教育を企業として担う事ができます。
企業から公共施設まで幅広い分野で利用されている太陽光発電は限りのない資源としてなくてはならないものであり、太陽光を利用することにより企業のイメージアップ、環境に貢献することで企業活動のPRとなります。

自社発電してみませんか?

余剰電力を買うのではなく、空いている土地や屋上、屋根等に太陽光パネルを設置して自社発電をするというのも考えてみてはいかがでしょうか?
最近は設置されているご家庭もあると思いますので皆さんもご存知かと思いますが、下の写真のような屋根にガラスの様なパネルが太陽光パネルです。
家庭用規模の太陽光発電は10kw未満ですので発電した電気をご家庭で使用し、余った電気(余剰電力)を電力会社に買ってもらいますが、10kw以上の太陽光発電になりますと全量買取制度といって、そこで発電した電気は全て電力会社に1kw当り18円(税別)で買い取ってもらえるシステムです。
太陽光の発電量は?

一般的に太陽光の設置容量はメーカーにもよりますが、およそ10㎡で1kw設置できるといわれています 例えば千葉県船橋市で150坪(約500㎡)の土地で南面に角度を30度で設置した場合ですと50kwの太陽光発電を設置でき、1年間で約77万円、10年で約770万円、20年で約1500万円の売電収入になります。 全量買取制度は国で保証されていますので認可がおりますと20年間売電価格は1kw当り18円(税別)と決まっていますので、売電価格が下がるということはありません。
太陽光に適する土地は?

屋根、屋上、空き地等。太陽光は原則日当たりが良く電線が近くにありましたら場所は選ばず設置できます。上の画像のような法面(のりめん)のような場所にも設置することもできます。 御社様の屋根、屋上、又は場所が不便で利用価値があまりない土地(遊休地)等をお持ちでしたら太陽光を設置することをお勧めします。
このような土地をお持ちの方はぜひご相談下さい。
- 南向きの日当たりのよい土地
- 近くに電柱が立っている
- 利用用途の少ない土地
- 資産価値のあまりない荒地や空地
- 農地以外の地目(農地転用可)
- など・・・